新潟しんきん

信用金庫とは?

明治維新以降、日本は資本主義経済の構築に邁進し、第2次世界大戦の敗戦を経て、現在、先進国の中でも経済大国といわれる地位を占めています。ここに至る過程の中で金融機関の果たした役割はとても大きなものがありますが、国家的規模の産業育成となると大企業を中心としたものにならざるを得ず、その資金供給は銀行を中心に行われてきました。そのなかで、資金が少ないために信用力が低く担保力も不足している中小企業や国民大衆の方に対して金融サービスの滞りない提供をどう行うかが、日本経済全体の発展を図るうえで大きな課題となっておりました。

その答えの一つが、中小企業や国民大衆の方が数多く集まって団結し、こうした金融上の不利を克服して必要な資金調達を確保し、あるいは適切な貯蓄手段の利用を可能とするために、貯蓄や一時的な余裕資金を持ち寄って相互に融通しあう協同組合的な金融機関の設立だったのです。

信用金庫とは、その原型の金融機関が発展したものであり、中小企業地域住民のための会員制度による協同組織の地域金融機関です。

ポイント

中小企業 個人事業主 常時使用する従業員が300人以下
法人事業者 常時使用する従業員が300人以下または資本金が9億円以下
地域住民 当金庫の営業地域に お住まいの方
お勤めの方
事業所をお持ちの方
事業所を有する者の役員
会員制度 営業地域内の中小企業や地域住民の方のみが信用金庫の会員となることができます。このため中小企業専門の金融機関であり、地域の金融機関といわれています。
協同組織 地域の方々が利用者・会員になってお互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的としています。
営業地区 新潟市を中心として新発田市、阿賀野市、五泉市、燕市、佐渡市、胎内市、聖籠町、田上町、弥彦村を営業地域として定めています。

営業地区のイメージ